初心者入門

移動平均線の種類や特徴

移動平均線の種類や特徴
図1:SMA(単純移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

マネープラネット

FXチャートの基本!! 初心者から上級者まで使う移動平均線を徹底解説

移動平均線とは?

引用元:自分銀行

移動平均線とは、簡単にひとことで言ってしまえば「 過去一定期間の平均価格から導き出された値動きの流れ 」です。

上記のように算出された価格を点で結んで線として表記したものが移動平均線の正体になります。

移動平均線の3つの種類

移動平均線には、先程紹介した計算方法である「 単純移動平均線(SMA) 」以外にも「 加重移動平均線(WMA) 」「 指数平滑移動平均(EMA) 」と呼ばれるの計算方法が異なる種類の移動平均線があります。

【加重移動平均線(WMA)計算方法】

加重移動平均は、個々の価格データへの加重を「線形的」に減少させて、平均値を計算します。10日加重移動平均は、直近の価格データを10倍し、その前日の価格データを9倍し、10日前の価格データは、1倍し、合計を55で割ることで算出します。

【指数平滑移動平均(EMA)計算方法】

指数平滑移動平均線は、個々の価格データへの加重を「指数関数的(exponential)」に減少させて、平均値を計算します。

特徴1
最新の価格を2倍することで重視し、N日間の価格の影響も約86%を残ります。それ以前の過去の数字の影響は、単純移動平均線では、全く無くなりますが、わずかに残っており、徐々に消滅していきます。
特徴2
単純移動平均線に比べて、振幅が小さく、反応が早いため、トレンドの分析では、転換点を早めに認識することができます。

引用元:FX・証券取引のマネーパートナーズ

移動平均線をFXで利用するときの見方

移動平均線の見方

移動平均線は見ることによって、 相場のトレンドをひと目で把握できる ようになります。

値動きを直近で見ていると、 他の時間足(長期)の値動きを軽視 してしまったり、 大きな流れ(長期時間足)に逆らって一時的なトレンド(短期) で相場状況を判断して売買してしまう人も少なくありません。

そのため移動平均線のように客観的に値動きの方向を把握しながらも、期間を変更して見ていない長期時間足のトレンド状況も 複数の移動平均線を表示させること で把握しやすくなります。

  • 移動平均線よりも価格が上にある →買い(ロング)勢が優勢
  • 移動平均線よりも価格が下にある →売り(ショート)勢が優勢

角度(勢い)で突発的な値動きの強さや継続的なトレンドの強さを確認する 移動平均線の種類や特徴 移動平均線の種類や特徴 といった見方も移動平均線にはあり、 見方を変えると色々な状況に応用が効く強力なテクニカル指標 移動平均線の種類や特徴 が移動平均線になります。

FXでの移動平均線の使い方

移動平均線の使い方

  1. ゴールデンクロス
  2. デットクロス
  3. 支持線(サポートライン)
  4. 抵抗線(レジスタンスライン)

この4つの使い方は、 値動きを予測するための使い方だけではなく 売買を始めるタイミングの売買ポイントとしても使われます。

ゴールデンクロス

ゴールデンクロス

ゴールデンクロスは、FXや株など 投資業界において有名な売買サインの1 つです。

為替価格が上昇した後に 短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に抜ける現象 移動平均線の種類や特徴 のことを言います。

短期移動平均線が長期移動平均線をうわ抜けたタイミングを「買いサイン」と判断し、買い(ロング)エントリーで 売買をスタートさせるエントリーの基準になる買いのポイン トです。

デットクロス

デットクロス

デットクロスはゴールデンクロスと対になる売買サインの1つで、為替価格が下降した後に 短期移動平均線が、長期移動平均線を上から下に抜ける現象 のことを言います。

値動きが大きく下がり始めたタイミング で頻繁に見られるこの売買サインは、売り(ショート)エントリーで 売買をスタートさせるエントリーの基準になる売りのサイン になります。

支持線(サポートライン)

支持線(サポートライン)

移動平均線は投資家の心理状態が秘められており、将来の値動きを左右する 重要な節目になる ことも少なくありません。

そのような心理状態のなかで、過去の値動きで短期移動平均線まで価格が下降すると、 移動平均線付近に近づたいタイミングで反発して上昇する動き が頻繁に発生します。

MT4などの売買ツールで斜めに線を引くトレンドラインでも、同じような効果を持ちますが、トレンドラインと同様にいつまでも投資家達が買い続けるわけではなく、「移動平均線を下回ったからもっと下がるかもしれない」という不安が広がり、 売りに転じて大きく下がるタイミングも必ずくる ので注意しましょう。

抵抗線(レジスタンスライン)

抵抗線(レジスタンスライン)

抵抗線(レジスタンスライン)は、支持線とは逆で 為替価格が下降している時の移動平均線が持つ効果 です。

こちらもトレンドラインと同じ効果を持っていますが、値動きが上昇し続けている上昇トレンド同様、抵抗線(レジスタンスライン)も下降トレンドが継続しているタイミングで効果が最も強く見られます。

トレンドが続く限り反発する力を持っていますが、ずっと下降トレンドが続くということはなく、抵抗線として意識されていた移動平均線を価格が超えると、「視界良好」といった見方に繋がり、上げ幅を拡大する可能性があり、 買いに転じて大きく上がるタイミング も必ずくるので注意しましょう。

移動平均線は異なる期間で複数表示させる

移動平均線を取引で利用する場合、1本だけではなく短期と長期といった異なる期間で複数本表示することで、より効果を発揮します。

ただ、あまりに多く表示させすぎても意味がありませんし、移動平均線の力を引き出すことも難しくなるので、 欲張らずに最大でも3本まで に留めておいてください。

1本だけでも支持線(サポートライン)、支持線(レジスタンスライン)として素晴らしい威力を発揮しますが、 長期移動平均線のほうが反発の反動も大きいもの になるので、移動平均線を表示させすぎて意識が移動平均線にばかりいき、値動きに一喜一憂しないようにしましょう。

FXで勝つためにも移動平均線の弱点を理解しよう

移動平均線の弱点

移動平均線がテクニカル分析の基本とされるのは、 他のテクニカル指標に移動平均線の考え方を応用されて使われている ためです。そのため、ゴールデンクロスやデットクロスなどの売買サインも似ているのですが、そんな基本となるテクニカル指標である移動平均線にも弱点が存在しています。

FXで売買サインのシグナルが遅れる

そのタイムラグは移動平均線で設定している期間が長ければ長いほど遅延されますが、シグナルの発生に必ずタイムラグが表示されるということは、 売買サインが発生したときには既に値動きが大きく傾き始めているので 移動平均線の種類や特徴 、 トレンドの動きに対応するのが遅れること を意味しています。

売買サインに潜む「ダマシ」という魔物

移動平均線のだまし

移動平均線は価格に対してタイムラグがあるため、トレンド発生を見分けるのが遅れるというのは先程お伝えしましたが、その値動きに連動してるため、 トレンドが発生せずに戻ったしまったり、値動きに上昇・下降に傾いていないレンジ(ボックス)相場の場合 、 価格に追従するように動く移動平均線が何度も上抜けたり、下抜けたりといったトレンドの発生しない売買サイン が発生してしまうことがあります。

ある意味、移動平均線の売買サインが ダマシかトレンド発生のシグナルのどちらなのかを見極める ことができれば、利益を安定的に出すことができます。

移動平均線を使うにあたって

2つ目が 為替市場における値動きの平均価格 です。

移動平均線の上と下どちらに価格があるのかで、「買い勢」と「売り勢」の優劣を把握することで、投資家の心理状態を読み、支持線・抵抗線といった値動きの反発を確認することでトレンドの継続性や市場に参加する売買行動を発見する材料ともいえます。

上級者まで使うのは、ひと目で相場状況を把握できるからこそなのですが、 FX初心者ほど移動平均線を軽視して利用する人が多く、表示させるだけで分析に利用していない投資家 も少なくありません。

移動平均線の種類やそれぞれの性質について!

図1:SMA(単純移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

単純移動平均線は前回説明した通り、 一定期間の終値を平均化して線で表したもの で多くの投資家やトレーダーの間で愛されているテクニカル指標です。

終値を平均化した平均価格を使用することで 日中の大きな変動に左右されることなく、現在の相場のトレンドが上昇しているのか下落しているのか判断することができます。

SMA(単純移動平均線)の弱点について

遅効性

移動平均線は、大局的なトレンドを把握するのには優れていますが、 相場自体のトレンドには遅れる傾向があり、設定している期間が長ければ長いほどその傾向は強まります。

相場自体のトレンドはすでに転換しているのに、単純移動平均線がトレンド反転のシグナルを発するまでに時間がかかります。

これが 遅効性 と呼ばれる弱点です。

重要度(ウェイト)

当日のレートと過去のレートを平均化してしまっては、その時に起きていた重要な材料なども平等に捉えられてしまいます。

WMA(加重移動平均線)

図2:WMA(加重移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

単純移動平均線の弱点とされる、遅効性とウェイトの問題を軽減させるものとして、海外の投資家やトレーダーを中心に愛用されているのが“ 加重移動平均線 ( W eighted M oving A verage)”通称、 WMA と呼ばれるものです。

WMAは、 一定期間の価格を過去になるほど低く、直近になるほど高く評価して算出した移動平均線 移動平均線の種類や特徴 です。

これはどういうことかというと、 過去のレートを軽視して、直近の値動きを重視している(ウェイトを置いている) ということです。

直近の値動きを重視しているので、 素早く反応する利点を活かした短期トレード向けの移動平均線 です。

WMA(加重移動平均線)の弱点

ダマシが多い

WMAは、直近の値動きにウェイトを置いている分、 過去のレートを軽視しています。

しかし、 次のローソク足が出れば100本前の終値になるので、設定期間から外れます。

つまり、過去の価格を盛り込んでいないため ダマシが多い といえます。

EMA(指数平滑移動平均線)

図3:EMA(指数平滑移動平均線) 米ドル/日本円 1時間足チャート(TradingView)

EMAは、WMAの弱点をさらに補った“ 指数平滑移動平均線 ( E xponential M oving A verage)”と呼ばれる移動平均線です。

WMAのように、直近のレートにウェイトを置いていますが、 期間外の価格のウェイトもほぼゼロにはしない、ある程度の影響を残す方法で算出されます。

EMAは、 S MAよりも相場のトレンドに早く反応し、 WMAよりも比較的動きが滑らかでダマシが少ないと考えられています。

EMA(指数平滑移動平均線)の弱点

ダマシが多い

EMAはWMAよりも比較的滑らかでダマシが少ないとはいえ、やはり直近のレートにウェイトを置いているので、 動きに敏感に反応する分ダマシも多くなってきます。

様々な移動平均線の長所を活かして、相場を分析しよう!

どのテクニカル指標でも、 これを使うのが正解! というものはないんだ。

検証や実践でしっくりくるものがあればそれを使って自分を有利な状況に導いていこう!

移動平均法による評価方法をわかりやすく解説

移動平均法による評価方法をわかりやすく解説

企業の利益を把握するうえで、売上原価管理は無くてはならない業務のひとつです。棚卸資産の原価を正しく把握できていなければ、利益の数字が不正確となり経営判断や戦略に大きな影響を及ぼすでしょう。
その原価計算をより正確なものとする方法に「移動平均法」があります。リアルタイムに仕入れ原価を算出するので、より高い精度で利益を算出することができるのです。
そんな便利な「移動平均法」ですが、すべて内容を理解しているという方は多くないかもしれません。当記事では移動平均法の概要やメリット・デメリット、具体的な計算方法、総平均法との違いについて解説します。

移動平均法とは?

移動平均法では、棚卸資産の対象となる商品を仕入れるたびに平均単価を算出します 。そこで算出された単価を売上原価とし、期末の棚卸資産の評価額に設定するのです。
つまり移動平均法を取り入れることで、 期末だけではなく期中でも棚卸資産を評価できるようになります仕入れの受け入れのたびに平均単価が毎回算出されるので、平均単価が予測ではなく、計算式に基づく額となるのです。
また移動平均法は売上単価を確定する際に役立ちます

移動平均法の必要性

移動平均法の公式

平均単価=(受入棚卸資産取得原価+在庫棚卸資産金額)÷(受入棚卸資産数量+在庫棚卸資産数量)

受入棚卸資産取得原価とは、今受け入れた仕入れの金額を指します。また在庫棚卸資産金額はその時点の在庫金額です。
つまり、移動平均法では受け入れ前の評価額に受入分を足して、仕入れるたびに平均単価を再算出することになります。 移動平均線の種類や特徴
例えば、期首を2月1日とする場合で、毎月1日に仕入れを行ったケースで見てみましょう。

2月1日:仕入れ100個・単価100円・仕入原価10,000円
3月1日:仕入れ50個・単価130円・仕入原価6,500円
4月1日:仕入れ120個・単価90円・仕入原価10,800円

商品有高帳を用いた移動平均法の計算例

商品有高帳は、店舗や会社に残る在庫の状況を記録する補助簿 です。仕入れや売上があったたびに取引日や内容、数量、単価、金額を記入します。

5月10日 移動平均線の種類や特徴 商品100個を@500円で仕入れた
5月11日 商品200個を@600円で仕入れた
5月12日 商品250個を売り上げた

【商品有高帳】

移動平均線の種類や特徴
日付適用受入払出残高
数量単価金額数量単価金額数量単価金額
510仕入10050050,000 10050050,000
11仕入200600120,000 200566113,200
12売上 250566141,5005056628,300

移動平均法を活用するメリット・デメリット

移動平均法最大のメリットは、棚卸資産を受け入れるたびに再計算されるため、 リアルタイムで評価額を把握できること です。移動平均法を利用しない場合、前年度実績や担当者の感覚による曖昧な評価額となりがちです。

移動平均法を導入することで、 常に最新の評価額や変動を把握することができ、柔軟な経営戦略を描けます。つまり移動平均法は売上や利益の拡大へとつながる のです。

デメリット

移動平均法は、前述の通り商品の受け入れをするたびに平均単価を算出しなければなりません。よって「計算の手間」が最大のデメリットといえます。

しかし、多くの中小零細企業では移動平均法の算出は何らかの仕事と兼務することとなります。一時的な取り組みでは移動平均法の効果が現れないので、これから取り組みを開始する企業は注意しましょう。

移動平均法と総平均法の違い

一方、総平均法は仕入れのたびではなく、一定期間をまとめて計算します。どちらの方法も原価を平均で算出し、棚卸資産の評価額とする目的は同じです。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる