フィボナッチ・リトレースメント入門ガイド
フィボナッチ・リトレースメント (またはFibリトレースメント) は、テクニカルアナリストやトレーダーがチャート上の関心領域を予測するために使用するツールです。フィボナッチ比率をパーセンテージとして使用するのです。Fibリトレースメントツールは、13世紀に数学者レオナルド・フィボナッチ氏によって特定された数列に由来しています。この文字列はフィボナッチ数列と呼ばれています。この順番に並んだ数字の間にある数学的な関係から比率が生成され、それをチャートにプロットしていきます。これらの比率:
フィボナッチ・リトレースメントの計算方法
最初の数個を除いて、ある数字をその後に続く数字で割ると、必ず0.618に近い比率になるのです。例えば、21を34で割ると、0.6176となります。また、ある数字を2つ右にある数字で割ると、0.382に近い比率になります。例えば、21を55で割ると0.3818になります。フィボナッチ・リトレースメント・ツールのすべての比率 (50%を除く) は、この方法を含む何らかの計算に基づいています。
フィボナッチ数列と黄金比
前述の通り、フィボナッチ数列は13世紀に数学者レオナルド・フィボナッチ氏によって確認されたものです。黄金比 (0.618%、1.618%) は、これらの数字から導かれる数学的比率です。でも、なぜそんなに重要な数字なのでしょうか?
フィボナッチ・リトレースメントの使用方法
一般的に、この範囲は基本的なトレンドに従って描かれます。つまり、上昇トレンドの場合、下値は1 (100%)、上値は0 (0%) となります。上昇トレンドの上にフィボナッチ・リトレースメント・ラインを引くことで、トレーダーは、市場が後退し始めた場合にテストされる可能性のあるサポートレベルを認知することができます – したがって、リトレースメントという用語が存在します。
逆に、下降トレンド時は、下値が0 (0%)、上値が1 (100%) となります。価格は下降トレンドにあることに注意してください。つまり、この場合のリトレースメントとは、底値 (バウンス) からの変動を指しているのです。その中で、フィボナッチ・リトレースメント・ツールは、市場が上昇し始めた場合、潜在的な抵抗レベルについての洞察を提供することができるかもしれません。
フィボナッチ・リトレースメントなどフィボナッチ系ツール6種類の見方・使い方を徹底解説!
テクニカル指標・チャート分析
そもそもフィボナッチとは
フィボナッチの黄金比率
フィボナッチ比率を使ったテクニカル分析の種類
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・ファン
- フィボナッチ・アーク
- フィボナッチ・エクスパンション
- フィボナッチ・チャネル
- フィボナッチ・タイムゾーン
フィボナッチ・リトレースメントの見方・使い方
フィボナッチ比率をベースとしたテクニカル分析にはさまざまな種類がありますが、 単にフィボナッチやフィボと呼ばれるときは「フィボナッチ・リトレースメント」のこと を指します。
上昇トレンドで押しを判断する方法
安値から高値に描画したときの戻り
参考チャート:外貨ex byGMO フィボナッチリトレースメントとは [2018年11月 米ドル/円 日足] こちらのチャートを見ると、61.8%が押しのポイントとして2回効いているのが分かりますね。
下降トレンドで戻りを判断する方法
高値から安値に描画したときの戻り
参考チャート:外貨ex byGMO [ユーロ/米ドル 日足 2018年4月〜11月] このように、選択期間における安値を0%、高値を100%として、その38.2%、50%、61.8%近くまで相場が引き返してきたとき、一旦もみ合うと予測し、それまでのトレンドがある方向にエントリーする使い方をします。
- ある程度、明確となっている天井と底を見つけて描画すること。 フィボナッチリトレースメントとは
- 現在のレートが、選択した高値と安値の間にあること。
- レートの左から右にかけて描画すること。
大きく相場が動いているときは「38.2%」に注目!
上昇トレンドのとき
参考チャート:外貨ex byGMO [ ユーロ/米ドル 日足 2018年9月〜11月]
下降トレンドのとき
参考チャート:外貨ex byGMO フィボナッチリトレースメントとは [2018年11月 米ドル/円 4時間足]
「61.8%」もフィボナッチのポイント!
フィボナッチ・リトレースメントの注意点
いろいろなフィボナッチの見方
フィボナッチ・ファン
参考チャート:FXプライム byGMO
フィボナッチ・エクスパンション
フィボナッチ・エクスパンションとフィボナッチ・リトレースメントの違い
参考チャート:FXプライム byGMO
フィボナッチ・アーク
参考チャート:FXプライム byGMO
フィボナッチ・チャネル
参考チャート:FXプライム byGMO
フィボナッチ・タイムゾーン
参考チャート:FXプライム byGMO
フィボナッチ・リトレースメントが使えるFX会社は?
フィボナッチ・リトレースメントは外貨ex byGMO、FXプライム byGMO、GMOクリック証券など、多くの会社で利用ができます。
外貨ex byGMOならPC、スマートフォンアプリどちらでもフィボナッチ・リトレースメントを使えるのがポイントです。
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